リサの日記帳

イタリア、フランス滞在を経て奈良へ。

クラヴィコード

今年のjournees de Clavecin en France(20, 21 mars) は無料でWeb公開されていて月曜まで視聴可能です。今年のテーマはクラヴィコードです。
https://www.clavecin-en-france.org/spip.php?article415
主にフランス語ですが、英語でプレゼンテーションされているものもいくつかあるようです。
 
昨日ちょっと覗いてみたらPedagogieのコーナーでスイスの奏者がErnst Wilhelm Wolfの作品と奏法解説(英語)した後1曲弾いていたのですが、クラヴィコードは表現豊かな楽器なのだと改めて思いました。以下のサイトから月曜まで無料配信されてます。
“Pédagogie, “Enseigner le clavicorde aujourd’hui” : Conférence 2” on Vimeo
*Jermaine Sprosse “La musique pour clavicorde de Ernst Wilhelm Wolf”
 
昔ルカがパリの17区の音楽教室に通った時、オルガンの他に一年だけクラヴィコードを弾きました。
11年前マッツが衝動買いした小型クラヴィコードがまだあり、懐かしく思います。
 
クラヴィコードを弾いている学生さんが楽器を買い換えるから今弾いているのを売りたいと言っていて、マッツが「ルカが弾くし、お金は銀行に置いておいても仕方ないから」とか理由をつけて買うことになりました(私は、いつまで続けるかわからないし学校のを弾けばいいから買わなくてもって言ったんだけど)。購入後しばらくして税金の督促状が届いて、銀行にあると言っていたお金は所得税の支払い用だったのに、クラヴィコード代に消えたのだと悟りました。
案の定、ルカがクラヴィコードのコースを受講したのは一年だけ。
今はマッツが時々メンテナンスしてます。
この楽器は、子供や楽器と対話できる人が弾くと素敵な音がするようです。
わたしも触ってみましたが、全然綺麗な音出ません。
8歳の時のルカが弾いたらいい音が出たし、夫は鍵盤楽器苦手なのに触れるととても美しい音を出します。
わたしが、古楽器って調律やメンテナンスめんどくさ〜い、デジタルならピッチも正確だし、と心の奥底で思っているのが楽器にバレているのでしょうか。
なんとなく、楽器に見透かされているようで、うしろめたい気持です。
小さなアパートにも置けるし音もご近所迷惑にならず、コロナで巣篭もり中のおうち楽器として弾く人が増えるかもしれませんね。

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うちのクラヴィコルド

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ミチルは昨日お箏の体験に行ってきました